バカボンのパパの母校「バカ田大學」が、この夏、夏期講座を開講する。
バカボンのパパが学んだあれこれを学べる千載一遇のこの機会、是非、生かしてほしい。左すれば、俗に悟りの境地に近いバカボンのパパの「これでいいのだ」の高みに近づけるだろう。
この夏、受験生でなくても夏期講習にいそいそと通うのが流行するかもしれない。
というのは冗談で、今年は、赤塚不二夫生誕80周年。TVアニメ「おそ松さん」のヒットで年初から盛り上がっているが、この夏、バカボンのパパにあやかったこの「バカ田大學」の夏期講習というリアルイベントでさらなる盛り上がりを狙っているわけだ。
イベント的な講座と侮るなかれ、さすがに赤塚不二夫の名の下に集まった講師陣、癖がすごい。
サブカルチャーや芸能、さらには報道の世界などで活躍する一癖も二癖もある講師たちが勢ぞろいしている。
バカボンのパパの母校「バカ田大学」・赤塚不二夫作品に関する考察
まずは、バカ田大学概要を紹介しよう
世界に通ずる「これでいいのだ」の精神の元、赤塚イズムの「バカ」を様々な解釈で講義をすることで停滞した世の中を少しでも前に進ませることが可能ではないかと…。
古くもあり新しくもある「赤塚イズム」の再発見の場となるはずです。
様々な分野の著名人にご賛同頂き、それぞれの切り口、表現方法で、熱弁をふるって頂きます。
赤塚イズム。
昭和生まれの私にとっては、おそ松くんも、バカボンのパパも、連載当時のアツい空気感を味わっていたわけではなく、今年の「おそ松さん」のように昔のヒット漫画を久しぶりにアニメ化しました!という形で、赤塚不二夫作品に触れ合っていた。
赤塚不二夫作品の魅力は、何と言ってもキャラクターの造形と性格付けであろう。強烈な個性を持つキャラクターたちが絶妙のバランス感覚でスラップスティックなドタバタが、嵐のように過ぎ去っていく。ただ、我々は、抱腹絶倒し続け、気がついたら、番組が終わり、体に心地よい笑い疲れを少しだけ感じるが、さっき見ていたストーリーについては何も覚えていない。
見ている瞬間は最高に楽しくて、内容を覚えていない。村上春樹に通じるものがある。ちなみに村上春樹作品は、登場人物が何人だったのかさえも覚えていない。それがすごい。
赤塚不二夫作品は、文学的でもあるのかもしれない。そこが、長年愛され続ける理由だ。
うなぎ犬、レレレのおじさん、ニャロメ、いやみ、ちび太、ハタ坊、だよーん、デカパン、ハタ坊、、、etc
覚えていても全く意味のないこれらの名前は忘れたくても忘れられないのだ。
突き抜けているからこそ、記憶に残る。意味があることは重要ではない。
自分に置き換えるとどうだろうか、誰かの記憶に残るような仕事はできているだろうか、突き抜けた仕事を最近していない気がする。下手すると悪目立ちで罵倒されるだけかもしれないが、ここぞというときは、全身全霊を込めた仕事にもう一度チャレンジしてみよう。「神は細部に宿る」とは有名な建築家の言葉だが、赤塚不二夫作品にも通じるところは多い。
バカ田大學 夏期講座の華麗なる?講師陣
さて、肝心のバカ田大學の講師陣だが、現在発表されているのは以下の方々である。
- 7月19日(火)浅葉克己(アートディレクター)
- 7月29日(金)斉木しげる(俳優)
- 8月19日(金)タナカカツキ(マンガ家・映像作家)
- 8月22日(月)田原総一朗(ジャーナリスト)
- 8月24日(水)しりあがり寿(マンガ家)
- 9月9日(金) 細川徹(放送作家・脚本家・演出家)
- 9月13日(火)ETT (江口寿史、大地丙太郎、田村信)
なんともバラバラで個性の強い講師陣である。そう、まさに赤塚不二夫のキャラクターのように。
個人的には、田原総一郎、しりあがり寿
http://www.diskgarage.com/feature/bakadauniversity/
チケットは上記から
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