ファミコン黎明期にナムコから発売されたプロ野球ゲームファミリースタジアムこと「ファミスタ」
ファミコン全盛期の火付け役となったことはまちがいなく、毎日、友達の家に集まっては何試合もしたものだ。
そのファミスタも今年で30周年記念を迎え、渋谷パルコに期間限定ショップ&展示イベントをオープンする。
開催期間は、7月6日(水)~15日(金)とかなり短いが、我々世代には垂涎のグッズ企画が盛りだくさんのようだ。
ファミスタが現在の12球団と完全コラボ
我々おじさんをノスタルジーの世界へ誘うファミスタが、現在のプロ野球チームとコラボして30周年記念コラボグッズが展開されており、今回、パルコに集結する。
パルコ公式サイトhttp://www.meetscal.parco.jp/special/famista/
しかし、何と言っても目玉は、「きたへふ」のTシャツだ
「きたへふ」とは?
ファミスタをやったことがある人なら間違いなく知っているが、知らない人はこれが何かもわからないだろう。
「きたへふ」とは、選手名である。
当時のファミコンは、データ量が圧倒的に少ない。今なら、ソフトバンクがCMで連呼するギガが当たり前だが、それの下のメガですらない。Bitだった。なんせ凄い少ないデータでやりくりしてゲームをつくっていたのだ。プログラムを効率良く作成し、単純な色使い小さなドット絵という画像で表現するなど、今となっては涙ぐましいほど小さなデータをやりくりしていた。
そんな時代にたくさんの選手がいるプロ野球をファミコンで表現するために苦渋の決断の末、選手名を短くしてデータを小さくしたのだ。こうして全ての選手を4文字で表現することになる。しかも当時、濁点も1文字換算だった。
これが「きたへふ」という選手名が誕生した経緯である。
では、きたへふとは、誰か。そう、80年代の名投手、広島東洋カープの「北別府」選手である。
「北別府」→「きたべっぷ」だが、濁音も含めると7文字になってしまい、ファミスタの文字制限4文字を軽くオーバーする。そこで開発者は、きたべっぷを4文字にするために大胆にも濁音を省いた「きたへっふ」そして、小さい「っ」もなくして「きたへふ」になったわけだ。なんといい加減な!もはや誰かもわからないではないか。と思うかもしれない。
しかし、「きたべ」や「きたへっ」など別の省略方法を自分で検討してみるとわかるが、「きたへふ」が一番しっくりくる。そして、いまだに我々の脳裏に無駄に焼き付いている名前の一つである。
こうして、「きたへふ」は、特に我々のようなイケてるおじさん世代の心をあの頃に戻してくれるキーワードとなり、今回の30周年記念の特別グッズとして展開されたのだ。
この他にも色々とファミスタグッズが展開される。
現役選手たちのファミスタ30周年×プロ野球12球団コラボ Tシャツ
「きたへふ」から30年。現在の現役選手たちをファミスタの世界観で表現したTシャツが良い。
- さかもと 読売巨人軍 ジャイアンツ
- くろだ 広島東洋カープ
- みうら 横浜ベイスターズ
- あらい 広島東洋カープ
など、ファミスタファンならずともプロ野球ファンには垂涎のTシャツになっている。この夏、プロ野球観戦の予定がある人は、これを着て応援に行くのは、公式応援グッズより目立っていいのではないだろうか。
ドアラのドット絵Tシャツも
ファミスタ30周年×プロ野球12球団コラボ トートバッグ
もちろん、応援グッズはトートバッグに入れていこう。
らいあんが個人的には欲しい。
ファミスタに燃える夏が再びやってくる。
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