30日間世界一周の3都市目はペルーの首都リマ。
いよいよ南米に突入。
世界一周しようと思ったそもそものきっかけが、南米が遠すぎること。
日本から、直接ペルーに行こうと思ったら、乗り継ぎで丸1日以上かかる。
飛行機で24時間連続移動するのは拷問である。だから大人は小分けにすることにした。
ハワイ→ラスベガス→ペルーといけば、8時間ずつのフライトで済むし、各地でゆっくり旅を楽しむことができる。
大人ならではのゆとり旅行計画である。
そして、ようやく南米ペルーにたどり着いた。
ペルーのリマのホテル事情
ペルーのリマだけはホテル予約が今ひとつうまくできなかった。
expediaもagodaも三年前の当時、ペルー方面のホテルが弱かったのだ。
現在ではどちらも件数は多くはないが予約できるホテルがいくつかある。
日系人経営の当山ペンションをメールで予約
というわけでネットホテル予約サイトでは直接予約が難しかったので、googleで検索。ペルー旅行のブログなどを見ながら見つけた「当山ペンション」に狙いを定めて、メールで宿泊の依頼をする。
ラスベガスのホテルのwifiで快適にホテルを探した。世界一周旅行の唯一のコツだが、次の都市のホテルは直前の都市にいる間にとっておこう。ずいぶん先の予定は分からないので、そこまでホテルを予約しないほうが良い。
ちなみに私も一度飛行機が悪天候で欠航になったので急遽クスコの町で1泊滞在することになった。
さて、当山ペンションの話に戻るが、ペンションとは名ばかりのアパートメントのドミトリーである。一応個室を確保できたのと、リマはついた日の夜と翌日の2泊だけだったので、ほとんど誰ともすれ違わなかったので快適だった。
ペルーは治安がそれほど良くないので、塀が高い。
朝食はリビングで取る。パンに玉子、フルーツ程度のものだ。
ホテルから歩いて数分のところに日本人向けの施設があり、そこのレストランでは和食を食べることもできたり、スーパーもある。そこでは、全く英語が通じないなりにペルーの携帯SIMの設定をしてもらった。回線はとても重くて結局ほとんど使わなかったが
当山ペンションでは、ベランダがあってそこで少しゆったりもできた。
コカ茶もティーパックで楽しめる。コカ茶は高山病にも効くという噂だ。
ペルーを訪れたのは6月頃だったが、南半球なので比較的涼しい時期だった。リマはまだ大丈夫だったが、次に訪れたクスコは山の上にある町だったので、非常に寒かった。
ペルーには夜に着いたので、誰とも顔をあわせることもなくシングルの個室で快適な眠りにつけた。翌日は、当山ペンションに手配してもらったナスカの日帰りツアーに早朝から向かうことになっている。
ナスカ日帰りツアー
ナスカの日帰りツアーは早朝から出かけた。ペルー人の運転手付きの車でナスカまで直行。2、3時間の快適な車旅だった。ペルーの幹線道路をかっ飛ばす車から見える風景は延々と続く荒野だった。
しかし、この荒野の風景が初めて訪れた場所なのになんともノスタルジックな印象を受ける。祖先の体験してきた原風景の面影なのかもしれない。
荒野をかっ飛ばして、ナスカまで着くと、まずは鉄塔が待っていた
なんの変哲も無い荒野にいきなり赤茶けた鉄塔がそびえ立っていた。
この鉄塔の上から、ナスカの地上絵の一つを眺めることができる。
鉄塔の下にあるのはお土産屋さんだ。ナスカと書いてあるライターを買った記憶がある。
上から見た風景はこれまでと変わらず荒野が広がっていただけだが、白い線が細く伸びていた。確かに地上絵だった。
迫力を感じたかといえば、こんなものかという印象だったが、幹線道路で真っ二つに分断されていたのは衝撃だ。
地上の高さから見ても地上絵があることは全くわからない。高いところの全くない荒野では地上絵を見つけるのは難しいだろう。だからこそこの幹線道路で地上絵は分断されてしまったのだろう。
本格的な地上絵体験はセスナで
鉄塔を後にして数十分で待っていたのは、セスナだ。
小さな町のはずれに飛行場はあった。
セスナに乗るのは初体験だ。小さい4人乗りのセスナに乗り込み、1時間の地上絵観覧飛行を楽しんだ
小学生の頃に夢中で読んだ「世界の不思議」にあったままの地上絵がそこにあった。
大きなハチドリ、モンキー、宇宙人などなど。
セスナは小さくて、旋回の度に揺れるので少し気持ち悪くなったりしたが、1時間程度なので全く問題ない。
地上絵は小さいが、存在感は強く、今後もナスカの地上に残り続けるだろう。
機会があったら観てみてほしい。
地上絵だけではなく、ペルーの荒野を楽しめるので、おすすめだ。
昼過ぎに地上に戻り、帰路に着いた。
ここで、飛行機に乗る前だったのでお預けだった昼ごはんの登場だった。
実はペルー滞在中ナンバー1のグルメがこの弁当だった。
米と牛肉を使ったペルー式牛丼「ロモ・サルタド」だ
牛ヒレ肉をトマト、玉ねぎ、じゃがいもなどの野菜と一緒に炒めてご飯に乗せただけのシンプルな料理だ。
もともとペルーに移民してきた中国人に触発されて造られたペルー料理らしい。だから日本人の口にもぴったりだ。
肉も牛肉だけではなく、ペルーではアルパカの肉でも作られたりして、そちらはまた違った味わいだった。
ペルーの食事はこのほかにもいくつか食べたが、意外と日本人の口にも合うものが多かった。
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