60日間、たった3,672円で合格するFP3級の勉強法

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2018年9月にFP3級の試験を受けて、サクッと合格しました。

資格を取ろうと思い立ってから2か月、約60日間。

これで、まず私の目的でもあった、「自分の人生設計とそれを実現するマネープラン」をある程度描けるようになり、先行きもクリアに見え、自分がどんな老後を送れそうか、なんだったらアーリーリタイアも視野に入れた準備も可能になりました。

きちんとした人生のマネープランを検討しておくことで、話題になった老後資金2000万円などの不安を煽るニュースなどにも全く悲観的にならずにすみます。

さらに付け加得ると、仕事や社会的な交流でも、FPの知識は、意外と興味を持つ人が多く、たまに人にアドバイスする機会などもあり、役に立てる喜びもあり、将来的には独立系FPを目指すのもありかなと視野が広がりました。

本記事では、FP3級試験を受ける皆様のために1発で合格する勉強のコツをご紹介します。

FP試験勉強にかけたお金と時間

総予算:3,672円

勉強期間:90時間くらい

FP3級で使ったお金はたった3,672円。

普通に本屋で売っているFPのテキストと問題集を1冊ずつ購入しただけです。

勉強時間は、1日平均1時間半、60日で90時間ほどです。

休んだ日もあるので、おそらく勉強にかけた時間はもっと短いと思います。70時間くらいの感覚です。ただこれは勉強しすぎた感がありました。正直半分くらいの勉強時間で余裕で合格できると思います

まずは、FP3級とはどんな資格か?を説明し、合格のための勉強のコツについて詳細に説明していきます。

FP3級とは?

FPはファイナンシャルプランナー。

この資格の入り口であるレベルが3級で、基礎知識を知っている程度です。

FP3級の資格を持っているだけではほとんど意味がありません。

最低でも2級を取得しないとFPとして仕事ができないでしょう。

ただそのFP2級試験を受けるためには、「FP3級」を取得している必要があるのです。

だから、まずは3級試験を受けるしかありません。

※別ルートとして、3級資格を免除してくれる通信教育などがあったりしますが、お金がかかります。3級取得は非常に簡単なので、独学で勉強し、3級を取得して、4か月後に2級試験を受けるルートがオススメです

FP3級を受けるメリット

「自分のマネープラン」を作れるようになる。

これが最もシンプルなメリットです。

FP3級の試験勉強をすると、マネープランを作るために必要な知識を体系立てて勉強することができます。

マネープランといっても日々の家計の節約術などではありません・

  1. 年金
  2. 保険
  3. 投資
  4. 税金
  5. 不動産
  6. 相続

これら6つの人生の収入や支出で大きな要素にまつわる法律・法令などに詳しくなれるのです。

その上で、自分が人生で最も大事にしているものを重視して、総合的な資金計画を立てて、経済的な側面から実践して、実現していくことができるのです。

その後、FP2級も取得すれば、自分だけではなく、他人(相談者)の人生の目標を叶えるべく、一緒に考えて、サポートしていく専門家として、まさにFP(ファイナンシャル・プランナー)になることも可能です。

税金や制度などで損をせず、最も効率よくお金を使用する知恵を身につけること。

これがたった3,762円で身につけられるのでかなりコスパがいいなぁと思いました。

FP3級試験はどちらで受ける?「日本FP協会」「金融財政事情研究会(きんざい)」

FPの資格を管理する団体は、なぜか2つありました。

日本FP協会

金融財政事情研究会(きんざい)

どちらでも資格に優劣はないので、結論から言えばどちらで試験を受けても問題ありません。

最も効率的な選び方は、自分の家の近くで行きやすい試験会場がある方を選ぶ。

FP協会の過去の試験会場

きんざいの過去の試験会場

私は名前の響きでFP協会に決めましたw

FP3級をたった60日間で合格した勉強法

さてFP3級を受ける意義を理解して、モチベーションも多少上がったところで、早速、60日間で合格する勉強方法をまとめていきます。

学生でも社会人でも毎日忙しいものです。

その中から捻出した1日1時間くらいの勉強時間をできる限り効率よく活用し、できるだけ簡単に、FPの知識を習得していく勉強方法を確立する事はとっても重要だと思います。

ぜひ参考にしていただければと思います。

試験2ヶ月前

まず、オフィシャル過去問をやってみよう

「今の自分のレベルを知る。」のが勉強方法を決める、目標を定める為に重要な儀式です。

まずはFPのテキストや問題集を解くまえに、各FP団体のホームページに掲載されている過去問をいきなり解いてみましょう!

FP協会 過去問と模範解答

きんざい 過去問 | 模範解答

FPの合格基準は正解率60%です。

意外とFP試験を受けてみようなんて思っている人は、一般知識で解いてみても最初からクリアできてしまう可能性が高いです。私もそうでした。

仮にそうじゃなくても、例えば30%程度しか解けなかったとしても、全くがっかりする必要ありません。

何も勉強しなくても30%行けるならあと30%取ればいいだけです。

また60%取れた人も安心するだけではなく、全く知識のない問題もいくつもあったと思います。それらの知識を身につけることを目標に勉強を始めましょう!

まずは合格のためにあとどのくらい必要か、自分のレベルを知る。

FP試験は過去問から始めましょう!

FP2級のテキストを購入する。

さて、過去問を解いたら、次はいよいよ勉強開始です。

FP2級のテキストを買いましょう!

全412ページのボリュームでFP2級レベルの知識が網羅されています。

なぜFP2級を買うのか?それは、いずれ2級受けるからです。

もちろん、FP3級のテキストもあるのでそれを買ってもいいですが、FP3級は前述の通りただの基礎知識で自慢にもならないレベルです。

FPとして価値があるのは、2級からなので、最初からFP2級を視野に入れてテキストを選ぶと、とてもコスパが良いでしょう。

2級を受けないにしても、知識としてよりレベルの高い情報を得られるテキストを選んだ方がお得です。

試験日までのスケジュールを立てる。

試験まで60日。

テキスト全412ページの内容を覚えることになります。

日々の仕事や家族との時間などもあるので、きちんとスケジュールを日々の勉強量まで落とし込むのがコツです。

「1日1時間勉強する」ではなく、「1日20ページ勉強する」などページ数で定量化するのがおすすめです。

私はテキストを全部目を通す目標を4週間に設定しました、

1週間108ページなので「1日あたり16ページ」を最初の目標にしました。

勉強スケジュールをまとめる

①テキスト1周目(4週間 1日16ページ)

②問題集1週目(2週間)

③テキスト2週目・復習(2週間1日32ページ)

④過去問で最終チェック

⑤FP3級試験日

テキストを覚えるのですが、2周くらいはチェックできるように上記のようなスケジュールにしました。

テキストを1回読んだだけでは全て覚えられるわけないので、1ヶ月で一度全てテキストの内容をチェックしていきます。

そして、問題集や過去問を活用して、習熟度を確認しながら、苦手分野を洗い出して、重点的にテキストで復習していくイメージです。

テキスト1週目の勉強のコツ

テキストには例題があるので、それを解きながら覚えづらいところ、間違えたところは、赤ペンでチェックを入れておき、2週目で効率よく勉強できるようにしておきます。

一般常識として知っていることも多いので、自信のある項目は2週目ではスルーできるようにしておくと復習効率が上がるのです。

あとは私は書いて覚える派です。

読むだけより記憶が定着しやすいと感じてます。まぁ時間もそこそこかかるのでここまでしなくてもFP3級は受かると思います。

試験1ヶ月前

FP3級問題集を購入する

テキストに一通り目を通したら、FP3級の問題集を手に入れましょう。

FP3級問題集でこれまでに得た知識を覚えているか、習熟度をチェックしていきましょう。

テキストはFP2級のモノでしたが、問題集は実際に受けるFP3級のモノを購入します

これは2級と3級で過去問を比較すると、問題の出題形式や必要な知識の深みが全く異なるからです。

2級の問題集をやっても3級の試験には直接役に立たないと考えたからです。

問題集もテキスト同様に1日のノルマを決めて進めます。

問題集も分厚いですが、問題だけなのでサクサクページが進んでいくので割とストレスないです。

全373ページを2週間で終わらせるために

「1日27ページ」をノルマにしました。

問題集1周目

問題集を解きながら、間違えた問題を問題集に赤ペンでチェックしていきましょう。

特に数字系の問題は覚えづらいので、テキストで確認しながら記憶するのが良いと思います。

復習は赤ペンチェックのある問題だけサクッとやることで時間短縮します。

回答だけノートに書いて後から採点したりしました。これはあんまりノート使わなくてもいいかなと思いますが、1問ごとに答えをみてしまうと、次の問題の答えが見えたりするので、書き出しながらやったほうが結局効率がいいかなと思いました。

試験2週間前から1週間前は「復習」

再度、オフィシャル過去問をやってみる。

テキストと問題集を一通り終えたあなたはすでにFP3級に受かる実力があります。

このまま試験を受けてもまぁまず受かります。

ただ、本番を自信を持って迎えるために、過去問にチャレンジしてみましょう。

FP協会 過去問と模範解答

きんざい 過去問 | 模範解答

これで、合格のボーダーである正解率60%を実際に達成できれば、もうあとは忘れないだけでOKです。

万が一ここで60%以下になってしまった場合も、まだ2週間あります。

苦手分野を重点的に復習しましょう。

テキスト2周目 / 問題集2周目

もう合格はほぼ確定していますが、脳みそを使っておくために、復習もしていきましょう。

テキストと問題集で、赤ペンでチェックされている「覚えづらかった・間違えたポイント」を流し読んでいきます。

2回目も同じところを間違えたら、ここでも赤ペンチェックを入れましょう。

最後の最後の3度目の復習の効率がアップします。

試験前日

三度目の過去問を最終チェックの意味を込めて実践します。

FP協会 過去問と模範解答

きんざい 過去問 | 模範解答

復習も終えたあなたは、余裕でボーダーラインを越えるでしょう。

自信を持って明日の試験本番に向かいましょう。

試験当日

試験会場で自分の座席につくと、問題配布まで結構時間があって暇です。

その間はテキストを読んでもOKなので、テキストに付いていた「おまけのハンドブック」を持っていくとなんとなく暇が潰せるし、数字系のポイントをざっと直前に復習できて安心です。

テキストや問題集は重いし、全部見てる暇などないので「おまけのハンドブック」だけ持って試験会場へ行くのをオススメします。

60日間、3,672円で合格するFP3級の勉強法まとめ

私のFP3級の試験結果ですが、FP協会で学科試験、実技試験を受けました。

(自己採点の結果)

学科試験 56/60問

実技試験 29/30問

全部で6問ほど間違えただけで無事合格ボーダーをクリアしました。

正直FP3級は、簡単です。

一緒に受けていた人たちも学科試験2時間のテストで、1時間後にほとんどの人が退出しました。

2018年5月のFP3級合格実績

学科試験 78.92%

実技試験 90.47%

とほとんど合格しています。

一方、FP2級の合格実績は、

学科試験 42.93%

実技試験 51.68%

と一気に合格率が下がります。

それでも半分合格しますが。。。

FP3級は、あくまで予選。

本番は合格してから4ヶ月後のFP2級でしょう。

3級から着実に知識を身につけて、次の2級試験でも通用するレベルを目指すのが、やはり最も効率の良い勉強法だと思います。

ちなみに、FP3級試験の翌日に、2級の過去問にチャレンジしてみましたが、かなりレベルアップしており、自己採点でなんとか正解率60%。

このままだとギリギリなのでさらに勉強する必要があることもわかりました。

2級の問題集を購入して少しずつ勉強していこうと思います。

合計5,810円

ちょっと難しいので合格したらまた勉強法をまとめて行きたいと思います。

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