30日間世界一周の4都市目は、ペルーのクスコ。
インカ帝国の首都だった歴史ある標高3,400mの高さにある街。
その美しい町並みは世界遺産に登録されている。
ペルーの首都リマからは、空路でクスコに入った。
高い山岳地帯の中にある盆地にクスコはある。周りは山で囲まれているので空港も小さい。クスコの空港ではレーダーではなく肉眼を頼りに離発着するらしく、少し天候が悪いと飛行機の発着が中止になる。実際、私がクスコを出発する日がまさにそれで雲が厚すぎて離陸できないということでその日のフライトはキャンセルされ、急遽もう一泊することになった。
さて、空港からはタクシーに乗り込み、クスコの中心部へ。
空港を少し離れるだけでクスコという街並みに魅了され始める。澄み渡った青空、低く迫力のある雲、そして、山並み。しばらく高山地域の風景を楽しみながら数分するとクスコの市街地にたどり着く。
クスコの街の中心には大きな広場があり、それを囲むように商店がいろいろ入った建物が連なっていて、ひときわ大きい建物が教会だ。すべての建物がオレンジよりの茶色で統一されていて壮観である。
オレンジ色の屋根やレンガの壁面で統一された街は、広場を中心にすり鉢状に広がり、山まで続いていく。
広場から数分の高台に登ったところであまりの絶景にシャッターを切ったのが上の写真である。
街中を遠くまで見渡せる昼間の風景は、空まで繋がっていて最高である。
一方で夜になると一気に街は暗闇へ溶け込み。家々の小さな窓から溢れる光が幻想的に見える。
昼と同じあたりで撮影した夜の写真だ。
この昼と夜のクスコの街をのんびりと眺めているだけでクスコの街は十分で楽しんだと言えるだろう。
クスコはペルーのマチュピチュ遺跡を訪れる際に立ち寄る街として有名なのだが、クスコの街自体でも十分に満足してしまう。マチュピチュまではここから列車に乗って数時間もかかる。早朝から出発すればなんとか日帰りできる距離だ。
さて、クスコの街の観光だが、町並みがすべてである。
また、クスコでは毎日のように何かしらのお祭りをやっていた。
街行く人に何の祭りだ?と聞いても知らないというから驚きだ。
それくらい小さな祭りで神輿のようなものを担いで練り歩く団体が広場を中心にいろいろな路地で見られる。
街は観光客が多く、お店も沢山ありかなり活況だ。スターバックスもマクドナルドもある。
また、アルパカを連れたおばあさんが街角にいたりする。そして、写真を撮るとお金を取られるのは観光地あるあるである。
スタバは広場に面しているので、ベランダ席からゆっくりと街を眺めてアイスコーヒーを飲む。
それにしても海外のアイスコーヒーはなぜ薄いのか。
クスコの晩御飯はペルー料理にしようと考え、少し高級なレストランへ一人で入った。
時間が早すぎたせいもあり、たった一人で居心地が悪かったが、ナスカで食べたロモ・サルタドをちゃんとしたレストランで食べてみたかったので注文には悩まなかった。ロモサルタドの肉は牛肉がメインなのかと思いきや、店によって使う肉が違うらしい。私が入ったお店では「アルパカ」のロモサルタドがあった。
迷わず、アルパカにした。
もふもふで可愛いと人気のミラバケッソな獣、アルパカ。
これを食べました。
羊っぽいイメージだったが確かに近い。ただもう少し淡白でさっぱりしていて臭みも少なかった。
総じて言えば、食べれるよ。という感じ。牛肉の方が格段に美味しい。
クスコではホテル予約はネットで超簡単。
リマよりも悩むことなく沢山のホテルから選ぶことができた。
おすすめは市街の中心から少し登ったくらいのところにあるホテル。
> Expedia(エクスペディア) クスコのホテル
> agoda(アゴダ)クスコのホテル
クスコの路地では観光客を狙った強盗が出るという脅しもあったが、幸い出会うことはなかった。
昼間はツーリストポリスも巡回しているので、全く問題ない。
夜は街灯があまりないので非常に路地自体が真っ暗なので、そもそも歩きづらいのであまり出歩かずホテルで英気を養うのがオススメだ。
私は6月にクスコを訪れたのだが、南半球かつ、高山なので非常に涼しかった。用意していた服では足りなくなりクスコでアウトドアのダウンジャケットを購入した。時期によって防寒具は用意しておくと良い。マチュピチュはさらに高いところにあるのでのんびりするならかなり涼しいので防寒は必要だ。クスコで買っておいた方がいいかもしれない。
次回はいよいよマチュピチュ。
日本のマチュピチュで満足しているあなた。
何を世界を狭く使いすぎである。あれはあれ。
マチュピチュはマチュピチュ。
マチュピチュくらい本物に行っとかないと。
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